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ひっこりんの冒険

ひっこりんの青春

      hikkorin04
少し自分の青春について話していこうと思う。

【初恋】
ひっこりんの高校時代
ごく普通の高校生
当時どこにでもいる高校生のひっこりん
1.2年の頃 卓球部に所属していて、時々部活をさぼって、他校の友人3人で女子校の子達とグループ交際のようなことをしてました。
その中に好きな子がいて時々2人だけで映画を見に行ったりしたこともありました。
彼女とは高校の3年間そして大学の2年間の計5年間友達のような交際を続けました。
僕が初めて女の子と手をつないだのは彼女が最初でした。でも、今思うと彼女との思いではそんなに残っていません。

【事件】
ひっこりんは、高校1年の時アルバイトをしていました。そのアルバイトは今では考えられないことですが、小学校の夜間の宿直のアルバイトです。今のように治安も悪くなく、高校生でもつとまった、夜2回の構内見回りをするだけのアルバイトでした。夜の見回りだけで、後はやることがないので勉強をするにも都合よく、たまに小学校時代の知人も訪ねに来てくれて楽しい時間を過ごしていました。でも、当時そこを舞台にセンセーショナルな事件が起きてしまいました「不良グループによる集団リンチ事件」として新聞に載る大事件でした。ぼくは、その日、時々遊びに来る友達に仕事を代わってもらい、家の法事で仕事を休んでいたんです。友達の知人「不良グループ」10数人がその夜小学校の校庭で1人の友人を袋だたきにしてしまったのです。警察沙汰となり、呼び出され現場に駆けつけました。ショックでした、普段気のいい人達がグループ化したとき恐ろしい行動をとることができることを身で知らされたんです。当然無関係というわけにいかず、高校に知れ、退学や休学処分にはならなかったけれど厳重注意。校長室や指導室でさんざん怒られました。

その時の、僕の後悔は大変なものでした。自分のふがいなさを思い知らされました、力の強い友達の要求を、あまり気が乗らなくても断れなかった自分。集団になったときひょっとしたら僕は彼らを止めることができない。そう思ったとき、集団の力に恐怖を覚えました。その時、本当に力がほしい、自信が欲しいと思いました。

その日から、自分を探すことが始まりました。武道に関心が注がれました。
高校1年の暮れ。名古屋にある合気道の道場に通うことにしました、心配する母や父を説得しました。「僕に断る勇気、自分を守る勇気が欲しい」
合気道を選んだのは、基本が戦うことになかったからです。

【合気道】
高校の2年間、週2回名古屋の道場に通い続けました。
学校が終わってから、部活も休んで学校の授業が終わるとすぐに電車に乗って名古屋の道場へ行き。道場での稽古のない日は、近くのお宮の境内で受け身と捌きの稽古を毎日しました。早くうまくなりたかった。自信を付けたかった。
でも、このうち込んだ一時期本当に充実した毎日だった。クラスの誰にも打ち明けず、友達にも彼女にも内緒にし、一生懸命稽古に励んだ。

【漫画同好会】
合気道の稽古による自分への自信か、持ち前の行動力の所産か、2年の夏、母校始まって初の漫画同好会を結成することにした。
ひっこりん、当時は絵がうまかった(たぶん)ので、高校時代の記念に何かしたいと思い、学校祭の出店のため漫画同好会を発足させる決意を固めた。同じ学年で絵のうまい子を聞いて回り、趣旨を説明、同好会の立ち上げに協力を依頼し入会を募った。もちろん1年生にも声をかけ、同学年で5人1年生3人で同好会を結成、顧問の先生を古文の若い独身の先生に依頼しメンバーの作品を見せ頼み込んだ。月1回の会誌の発行と学校際での発表会を企画、初代部長として、忙しい毎日を過ごすこととなりました。
このときの1年生のメンバーの一人は卒業後、実際の漫画家として活躍しました。

高校時代のひっこりんは自分を探しながら、自分にむち打ち、恋愛、同好会、部活、合気道と精力的に活動した、もっとも生き生きした日々の連続だったと思います。

当時の彼女との思い出があまりないのはどうしてなんだろう?
グループでも2人でもいろんなところに遊びに行ったはずなのに、長時間電話をして母に怒られたことも何度かありました。でも、どんなことを話したか、なぜ、そんなに話すことがあったかわかりません。
でも、好きでしょうがなかったことは事実でした。

【時間】
高校を卒業し、僕は進学し大学の近くで四畳半の下宿に入り、看護専門学校に通っていた彼女は、正看の資格を取るため上の学部に進みました。今までは同じ駅で顔を合わせていたのができなくなってしまいました。
大学に入り、僕は迷わず部活に入りました。もちろん合気道部です。当時愛知県下で合気道の稽古ができるのは、名古屋市内にある2つの道場か一宮市と岡崎市にある道場の他、大学のクラブ活動だけでした。
高校時代、あれだけ会っていた彼女とも次第に会う機会が減り、僕自身クラブ活動に勢力を注いだため、電話もかけない日が続きました。
時間が流れ、大学1年の秋の大学祭に彼女を招待した日、お互いが「友達のままでいよう」ということになり、環境と時間の流れに押し流された初恋の幕が閉じました。

【大学 部活動】
普通合気道部には、合気道を初めてやる人しか入ってきません。母校の合気道部も当時創立11年と大学の歴史の割に部の発足は新しいクラブでしたが、世の中も合気道がどんな武道かあまり知られてなかったのと、稽古する場所が本当に限られていたのとで、一般の高校生が習っていることはまずなかったのです。たいていは先輩達の必要な勧誘活動によって無理矢理参加させられ、次第に部員になっていくという、武道系・体育会系のクラブ活動によく見られるパターンで入部するケースが多いからです。
ひっこりんのようなケースは初めてでした。直接部室に入り入部を希望したのは。
入部当時から、実力は幹部3回生と同じ、大学に通う師範も道場の師範だったことなど、しごきの対象にもってこいのひっこりんは、先輩の必要以上の愛情のため、毎日がへとへとでした。
でもそのおかげで昇段試験も誰よりも早く、実力も付けることができました。
幹部3回生になったとき副将をつとめることになりました。
みんなの前で先輩はひっこりんが優しすぎ、他の武道系に対して押しがないのでなめられるという理由であえて主将にしないと告げられました。新幹部納得の人選でした。主将は見るからに厳つい押しのある大きな男でした。

【あたらしい恋人】
 ひっこりんに新しい彼女が現れたのは大学2年生の後半。
同じ学部同じ学科の人でした。
 高校生活の終わり頃、大学の推薦入学の審査か何かで大学を訪れたとき、同じ会場にとってもキュートで愛らしい女性がいるのを発見し、あの子が一緒の学校に入るといいなあと思っていました。
大学に入り、しばらくそんなことすっかり忘れていましたが。彼女が同じクラスにいるのを観たときすごくうれしくなりました。
 当時のひっこりんは武道系そのものの出で立ち!普段は道衣、授業中は学ラン(襟の高い、丈の長いやつ)1年当時から、存在感はかなりあったみたいです。彼女は、いつもたくさんの男の子に囲まれていました。とっても人気がある子でした。
 ひっこりんが彼女を見つけたのは2年になってから、彼女の視線を気にしたときでした。しばらくして声を交わすようになりました。でも、教室ではほとんど話すこともなかったです。彼女はみんなに囲まれるように座り、ひっこりんは隅で彼女を見つめていました。
 急接近したのは3年生になる前、進級でゼミを選ぶ必要があり、同じゼミにしたいと思うようになってからです。彼女は僕と同じゼミにしたいといってくれました。
 高校時代の彼女に好きな女性ができたことを告げたのもそのころです。



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